山中湖で出会える野鳥たち20(冬編)

*アカゲラ*
全長:約24cm。尻が赤い。幼鳥は頭部に赤みがある。黒い背に白いしま模様があり、左右の白い大きな班が目立つ。キョッ、キョッと鳴く。
*アオゲラ*
全長:約29cm。屋久島から本州にすむ緑のキツツキ。強い声でキョッ、キョッと鳴く他、ケラララと続けて大声を出す。繁殖期にはビョーという大声も出す。日本特産種。
*オナガ*
全長:約36cm。青みがかった翼と長い尾。ゲーイとかゲーィキュキュキュと鳴き、春にはキュリリリ…などと甘い声を出す。幼鳥は尾が短く、頭に白い羽が混じる。
*シジュウカラ*
全長:約14cm。白いほお、胸から腹にネクタイ模様。チッチーなどの細い声はシジュウカラ科に共通しているが、ジュジュクと濁った声は独特。細い声でツーピーやツツピーを繰り返す。
*ムクドリ*
全長:約24cm。黄色っぽい足とくちばし、短い尾。飛ぶと腰の白が目立つ。キュルキュル、ジェー、ツイッなどとさまざまな声を出す。
*ホオジロ*
全長:約16cm。黄色っぽい足とくちばし、短い尾。飛ぶと腰の白が目立つ。キュルキュル、ジェー、ツイッなどとさまざまな声を出す。
*セキレイ*
全長:約21cm。白いほお、澄んだ声、チュチュン、チュチュンと鳴く。雌は雄よりも黒味が乏しい。雄も冬羽の上面は淡くなる。西日本には過眼線がない亜種がいる。
*セグロセキレイ*
全長:約21cm。ジジッと濁った声。さえずり:澄んだ声も交えてジーピチチロジージジなどと複雑に鳴く。日本特産種。
*ヒレンジャク*
全長:約17cm。尾の先が赤い。キレンジャクに比べると西日本に多い傾向があるが、習性や声はキレンジャクに似ている。
*マガモ*
全長:約59cm。くちばし全体が淡い黄色。雌雄とも足は橙色、尾は白。エクリプスでも雄はくちばしが黄色っぽい。低い声でグァーとかクワッと鳴く。求愛時には笛のような声も出す。
*カイツブリ*
全長:約26cm。型で、とがったくちばし。ヨシなどで、水上に浮いたような巣をつくる。ひなにはしま模様。繁殖期にはキリリ…とけたたましく鳴く。
*カンムリカイツブリ*
全長:約56cm。アカエリカイツブリより首が長く白く見える。東北の湖沼で一部繁殖するが、多くは冬鳥として広い湖沼、河口、湾などに飛来。
*ミコアイサ(パンダガモ)*
全長:約39cm。パンダのような模様(雄)。湖沼、河川、湾に飛来(北海道の湖沼で一部繁殖)。雌やエクリプスでは頭が茶色でほおがはっきりと白い。
*アオサギ*
全長:約93cm。背が灰色した最も大きなサギ。九州以北での林で集団繁殖し、各地の水辺で見られる。立ったまま翼を半開きにして、日光浴をする。
*オオバン*
全長:約39cm。全身黒く、くちばしと額が白い。湖沼やその周辺にすみ、よく泳ぐ。水辺の草のしげみで繁殖。冬は本州以南で越すものが多い。キュキューなどとバンより高い声で鳴く。
*カワウ*
全長:約81cm。河川、湖沼、内湾の海に多い。樹上で繁殖し採食地と往復する群れが列をつくって飛ぶ。繁殖中は頭部や腰に白い羽が生じる。
*カワアイサ*
全長:約60cm。カルガモより大きく、体が白く見える(雄)。雌はウミアイサに似ているが、首の下がはっきり白い。コウライアイサでは、雌雄ともわき腹に細かいうろきお模様がある。
*ホシハジロ*
全長:約48cm。赤みのある茶色の頭、黒い胸(雄)。湖沼や河川に飛来。雌は全身褐色で目のまわりに白っぽい線。オオホシハジロは似ているがまれで、大きく、首やくちばしが長い。
*キンクロハジロ*
全長:約44cm。黒白のツートンカラー(雄)、冠羽に黄色い目。雄は冠羽が後頭部に垂れている。雌はくちばしの付け根に白い班があるものがいるが、スズガモの雌の班より小型。
*コブハクチョウ*
全長:約142cm。赤みのあるくちばしで、付け根に黒いこぶ。野生化したものが見られ、繁殖していることもある。オオハクチョウやコハクチョウより、尾が長くとがって見える。